棚守房顕覚書110 毛利氏千部経執行

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棚守房顕覚書110 毛利氏千部経執行

一つ、当島(=厳島神社)に吉田(=毛利)から千部経を8回、大元神社で二回、万部経を二回、執行すべきとの沙汰(命令)がありました。

万部経について

陰徳太平記によれば弘治三年(1557年)に万部経を読んだことが記載されています。「棚守房顕覚書95 元就の厳島社崇敬」にもありますが、棚守房顕覚書95 元就の厳島社崇敬での万部経は弘治三年(1557年)の事でしょう。

じゃあ、このページは何かと言うと、おそらく「まとめ」です。棚守房顕が覚えている限りは、千部経8、万部経2、大元神社での千部経2、というのがあったなぁ、という記述です。

ところで、千部経というのは千人の僧侶が御経を読む儀式で、追善・祈念のためです。追善というのは供養です。祈念というのは願い事です。
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