棚守房顕覚書133 高煙停止のこと

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棚守房顕覚書133 高煙停止のこと

一つ、島中の高煙は停止しました。しかし、そうは言っても二季(=おそらく1月18日・11月17日の法華会)の法会の後は色々とチリ(=ゴミ)があるので、掃除を申しつけ、チリを焼きます。前々は年に2、3ヶ度づつ、非人島(=無人島)を回り、ものの骨(=獣の骨)、流れ寄るモノを拾い、陸(=本土)へ捨てました。

高煙?

高煙は文章から考えると「ゴミ焼き」ですよね。それまでは焼いてよかった。それで今後は一年に二回だけになった。

しかし、「どうして高煙が禁止されたのか?」は書かれていない。文意から考えると…無人島のゴミを陸に捨てたとあるので、そもそも「ゴミが発生することそのものが宮島では不本意だ」ということだったのではないかと思います。宮島は穢れを嫌う…ってことは、ゴミもNGってこと…??

穢れとは血の穢れのことだと思っていたのですが、どうもそういうことじゃないんですよね。

ところで、戦国時代ではガッツリ人が住んでいました。今後、ゴミ焼きが禁止されたら、生活がやりづらいんじゃないでしょうかね。例えば生ゴミは?? むしろ清らかな「火」で焼いた方がいいんじゃないでしょうか。
高煙停止は別に理由があるような気がするんですよね。
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