西松原

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西松原

厳島神社の西にある砂浜のこと。
松が立ち並び、清盛神社があるところ。
人通りが少ないが、風景のいい場所で、厳島神社千畳閣五重塔が見えます。
もうちょっと見に来てもいいと思うんだけどね。人の流れが大願寺あたりで止まってるのはどうも。

西松原は厳島神社によって生まれた

厳島神社の裏手には川(御手洗川白糸川)が流れています。その川が厳島神社を迂回するように西に流れ込んでいます。この流れによって砂が運ばれて堆積してできたのが「西松原」です。まぁ、堆積というか、台風や暴風雨の際の土石流を運んで作ったというべきか。

白糸川御手洗川
この御手洗川は厳島神社を造営した際に、治水して「人工的に」迂回させています。ということはこの西松原の砂は「本来、厳島神社が建っている場所に堆積するべき砂」なわけで、西松原は厳島神社の造営によって生まれたものってことです。

歴史

天文10年(1541年)
厳島神社は紅葉谷川の土石流で壊滅的な状態に。その後、土石流を防ぐために治水して紅葉谷川(御手洗川)は迂回された。迂回の治水工事が行われたのは、毛利の時代。
江戸時代
迂回したことで、砂が現在の西松原あたりに堆積します。しかし大した量ではありません。現在のような広さになったのは、その後の土石流を処理した結果です。
元文元年(1736年)
また御手洗川(紅葉谷川)の土石流が発生。
寛保3年(1743年)
広島城下の商人四人によって150mの堤防が作られ、108つ石灯籠が建てられました。
天明年間
さらに堤防が延長。
昭和20年(1945年)
枕崎台風によって土石流が発生。その土砂が西松原の伸長に使われ、また、大元神社付近の「大元浦」…現在の宮島水族館の埋め立てに土砂が使われた。枕崎台風による土砂がかなり大量だったようです。

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