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厳島神社の神たち
主祭神…宗像三女神
厳島神社の主祭神で、そもそもは九州の宗像大社の女神。この三柱の女神のうち市杵島姫が特別視されて、それが厳島の語源となった…ような気がするのですが、実は一般に平清盛が厳島神社を修造したとされる12世紀(1166年頃?)に、厳島神社で祀っていたのが「伊都岐島大明神」という神様で、宗像の女神とは別。名前は似ているけど別の神様です。
客神社の神々について
客神社で祀られている五柱の神々はアマテラスとスサノオが誓約をした時に生まれた神で、天忍穂耳は瓊瓊杵尊(ニニギノミコト=天孫)の父親であり、皇統につながる神様です。まぁ、宗像の女神もアマテラスとスサノオの誓約で生まれた神様なんですから、厳島神社の神様は揃いも揃って、古事記・日本書記の名シーン「誓約」で登場する超メジャーな神様なんですね。
それで客神社のこの五柱の神様は、清盛が厳島神社を修造したとされる12世紀には「全くいない」神様です。どうもこの厳島神社の神様は、時代の中で徐々に現在の形へと移っていったようです。
●天忍穂耳命・天穂日命・活津彦根命・天津彦根命・熊野櫲樟日命を五男神と呼びます。
●天穂日命は現在の出雲大社の宮司の先祖です。
●毛利氏の系譜には先祖として天穂日命としているものもある。
●天穂日命は現在の出雲大社の宮司の先祖です。
●毛利氏の系譜には先祖として天穂日命としているものもある。
それで客神社のこの五柱の神様は、清盛が厳島神社を修造したとされる12世紀には「全くいない」神様です。どうもこの厳島神社の神様は、時代の中で徐々に現在の形へと移っていったようです。
左右の門の客神社について
この神社は12世紀には無く、13世紀に修造された神社です。櫛磐窓神(クシイワマドノカミ)と豊磐窓神(トヨイワマドノカミ)は瓊瓊杵命(ニニギノミコト)が天孫降臨する際に随伴した神の「アメノイワトワケ」と同一神で、天皇の宮殿の門に祀られる神で、邪悪なものが入るのを防ぐ性質があります。となると、主祭神・客神社と左右門の客神社に祀られている神は、「天皇」に関わる神様で揃えられている、なんというか古事記・日本書記版アベンジャーズのようなオールキャストなんですよ。
大国神社・天神社
大国神社は1166年の修造の時からあった。天神社は1556年に毛利によって修造されたものです。どちらも、日本中に見られる神社で珍しくありません。
大国主は出雲を発展させた英雄です。ちなみに大国主の妻の一人が「タキリビメ」…宗像三女神の1柱です。
大国主は出雲を発展させた英雄です。ちなみに大国主の妻の一人が「タキリビメ」…宗像三女神の1柱です。
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