大国神社(ダイコクジンジャ)…宮島の厳島神社内にある創建年次不明の神社

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TOP >> 大国神社(ダイコクジンジャ)…宮島…宮島 神道 おすすめ度☆☆☆★★ 観光地・名勝 厳島神社
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大国神社(ダイコクジンジャ)

名前厳島神社摂社大国神社
祭神大国主命
相殿保食神
建築本殿桁行3間、梁間4間、一重、切妻造り、妻入り、桧皮葺
創建創建時期ははっきりしない。棚守房顕覚書の中に「大黒」と表記があるので、戦国時代にはあったと思われる。それ以前のことについては不明。
●大国神社に祀られている「大国主」は、仏教の大黒天(七福神の1柱)と同一視されているため「大黒」と記述されたのだと思われる。

アクセス

場所

西回廊と隣接し、大国神社の向こうに「天神社」がある。
以前は、大国神社から神饌(神様へ捧げる食べ物)を一旦、大国神社に置いてから、厳島神社本社本殿内侍(=巫女)によって捧げられた。
●大国主自体も穀物と関わりのある神だが、相殿に祀られている保食神は穀物神そのもの。大国神社に一旦、食べ物が供えられたのはそのためか。

戦国時代の大国神社

戦国時代に日本に訪れたイエスズ会の宣教師が厳島神社にやって来た時のことが記述として残っています(1607年イエズス会年報)。その中で、撒かれた米を「ネズミ」食べるのを見て、厳島神社の参拝者が拝み、信仰している様子が書かれています。ネズミは大国主と関わりの深い動物です。これが大国神社のことだとは限りませんが(記述したのがイエズス会の人間のために神道の知識がなく、年報には大国神社とは書いていない)、ネズミと関わりがある神は他に考えにくいですから、おそらく大国神社でしょう。
戦国時代から、かなり強い信仰があったのだと思われます(現在では隅っこにあってヒキがないですが)。
●厳島神社で結婚式をすると大国神社でまず儀式がある。ただし大国神社の祭神の大国主は縁結びの神として有名なので、それだけのことかもしれない。

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