門客神社

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TOP >> 門客神社宮島 厳島神社 平安時代 鎌倉時代 観光地・名勝 おすすめ度☆☆☆★★
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門客神社

東の右門客神社
櫛磐窓神(クシイワマドノカミ=櫛石窓神)
西の左門客神社
豊磐窓神(トヨイワマドノカミ=豊石窓神)

本殿の情報一間社流造り・栃葺き
客神社を見ると、社の周囲を「覆屋(オオイヤ)」で囲っています。厳島神社の本殿や客神社も、複数の神様の本殿をまとめて家で囲っているんです。

門客神社の変遷

門客神社は厳島神社の末社。平安時代12世紀の厳島神社の造営時にはありませんでした。創建は左門客神社が1241年。また祀っていた神は、当時は「エビス(江比須)」だったと思われます。
それが鎌倉時代に二つ(左右の門客神社)になり、現在の神様になりました。
神様の変遷と事情に関しては「門客神社の神」をどうぞ。

エビス様について

エビスというのは七福神のエビス様の事です。エビスは海洋来訪神の代表みたいな神様です。日本人は海の向こうから神が富を持ってくると思っていました。エビスは富をもたらす福の神なわけです。では具体的にエビスとは何かというと、よく分かっていません。
日本神話の中ではイザナギとイザナミが結ばれて最初に生まれた神で「失敗作」で葦で出来た船に乗せられて流された「ヒルコ」という神様がいました。このヒルコが流れ着いた先で「エビス」になったとも言われています(西宮神社)。でも、そもそもエビスは「事代主」「小名毘古那」といった別の神様とも「同一視」される神様で、結局よくわからない神様なんです。
●神道が成立する以前の民間信仰とも。

エビスは「くじら」のことだとする説もあります。
現代でも鯨の死体が浜に打ち上げられることがありますよね。肉食ができなかった(体裁が悪かった)日本人にとって、海洋哺乳類のたんぱく質は唯一食べられる、哺乳類のたんぱく質でしたから、鯨はまさに「海から届けられる富」でした。これがエビスの原型とも。

まぁ、ともかくエビス様ってのは、海に面した土地にとってはとてもポピュラーな神様でした。だからエビスが厳島神社に祀られているのは不思議なことじゃないんですね。

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