白糸の滝(シライトノタキ)…宮島の白糸川の上流の観光スポット

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TOP >> 白糸の滝(シライトノタキ)…宮島の…宮島 観光地・名勝 おすすめ度☆☆☆★★ 歴史
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白糸の滝(シライトノタキ)

滝宮神社のすぐ近くにある滝。
白い糸が乱れて流れ落ちるようであるために「白糸の滝」と呼ばれる。滝小路はこの白糸の滝へと続くことから名がついています。
白糸の滝のまとめ
大聖院の横の川を登るとある。
●距離はそうでも無いが結構な山道なので山を登る靴で行くこと。
●1180年に高倉上皇が行幸(=天皇が移動すること)した。
●昔はもっと水量が多かった。
●行く途中に瀧不動堂滝宮神社などがある。

アクセス

大聖院の入口から川に沿って登って行くと、白糸の滝・滝宮神社瀧不動堂があり、さらに登れば弥山まで登る登山道があります。白糸の滝までは厳島神社から歩いて15分か20分そこらですが、大聖院からは完全な山道ですからキツイ。サンダルなどで登ると「かなり辛い」です。

また夏場は蜂・マムシが出ることがあります。

昔はもっと水量が多かった?!

江戸時代に芸州厳島図会という本が書かれていて、ここに白糸の滝のイラストが描かれています。それが、もう、明らかに現在の白糸の滝より「水量が多い」。ナイヤガラとは言いませんが、かなりの水量です。ところが、どうも誇張じゃないのですね。この図を書いた山野峻峯斎(ヤマノシュンポウサイ)は有名な人物(確か安芸藩お抱えの絵師)で盛って書くとは思えないし、そんな嘘を書く理由も芸州厳島図会にはない。

白糸の滝と高倉上皇

1180年に高倉上皇が白糸の滝を見に来て、御幸石(ミユキイシ)に座ったことが「高倉院厳島御幸記」に書かれていて、そのときに同行した三井寺の公顕僧正が「雲井より落ちくる滝の白糸に 契を結ぶことぞうれしき」と詠んでいます。

あんなチョロチョロとしか流れない滝に上皇が見物に行くでしょうか。おそらく、ずっと水量が多かったのでしょう。だからこそ大聖院の前の道が「滝小路」と呼ばれるのだと思います。現在よりかなりヒキの強い観光スポットだったのでしょう。
●水量が多かったのではないか?とは思いますが、日本人の美的感覚から考えると、水量は「魅力」のポイントとは限らないので、なんとも言えないところがありますね。
●現在ではありませんが、白糸の滝の近く、瀧不動堂の側には「滝薬師」があった。白糸の滝は宗教的な土地だったのではないかと。

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