大頭神社…烏喰祭・四鳥の別れと妹背の滝で有名な古社

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TOP >> 大頭神社…烏喰祭・四鳥の別れと妹背…観光地・名勝 おすすめ度☆☆☆★★ 歴史 廿日市 厳島神社
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大頭神社

名前大頭神社(オオガシラジンジャ)
場所廿日市市大野
祭神国常立尊、大山祇尊、佐伯鞍職
創建推古天皇11年(603年)
例祭10月第四日曜日(旧暦9月28日)に大野祭り(烏喰祭・四鳥の別れ)がある。
建築様式本殿…三間社流造、檜皮葺(間口四間、奥行三間)。現在の本殿は大正2年に現在地に移設し、昭和五十六年再建したもの。幣殿、拝殿、神楽殿、御供所、社務所、参集殿、鳥居二基がある。

アクセス

宮島とは大野瀬戸を挟んだ山の中。

妹背の滝

神社の裏に妹背の滝があり、夏になると夏休みの子供が水遊びに来る。余談ですが、厳島神社はそもそも白糸の滝を本体としていた節があり、共通しているのは偶然とは思えない。

神について

大山祇はかなりオーソドックスな山の神。国常立尊も分かりやすく言うと大地の神。問題は佐伯鞍職佐伯鞍職厳島神社の初代神主。ちなみに、現在の厳島神社の関係者はみんな佐伯。
厳島神社の摂社として603年に創建されたと伝承されています。ちなみに厳島神社の創建は推古天皇元年(593年)。現在は割愛されていますが、昔は「所翁」も祀られていたし、神主は「所」さんだったような(佐伯?)。
●要再調査

所翁というのは宮島の三翁神社にも祀られる人物で、どうやらそもそもこの辺りで活動していた古代の人物。
その上、宮島の有名な儀式の烏喰祭と関わりのある儀式があるのも無関係ではない証拠。

烏喰祭・四鳥の別れ

午前7時に神事を済ませた神官が「神供の岩」に粢団子(シトギダンゴ)をお供えし、黒ずくめの衣装を着た男たちが烏神太鼓を鳴らす。すると宮島から4羽の神烏が飛んできて、そのうち二羽は親の烏で紀州熊野へ帰っていきます。残りの二羽は実は子供の烏で弥山に帰り、この二羽が来年の親鳥になって烏喰祭に参加します。そういうことになってます。

しかしこれ、宮島・厳島神社の「御烏喰式」とは、全然違うのですね。宮島の方は6個の粢団子(シトギダンゴ)をお供えして、何個食べたか?によって今年の吉凶を占うというものです。本来は神烏が「認めた人物」だけが宮島に上陸できるというチェック儀式が御烏喰式御島巡りでした。

大頭神社の「烏喰祭・四鳥の別れ」とは全然違う。大頭神社のそれは、いわば「神の更新」です。神の世代交代でもいいです。例えば、毎年門松を設置して神を宿すのと同じです。

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