洞雲寺(トウウンジ)…廿日市駅近くの曹洞宗の寺、陶晴賢の墓がある

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TOP >> 洞雲寺(トウウンジ)…廿日市駅近く…仏教 おすすめ度☆☆☆★★ 観光地・名勝 江戸時代 戦国時代 廿日市
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洞雲寺(トウウンジ)

名前応龍山洞雲寺
宗教曹洞宗(仏教)
本尊釈迦如来
創建長享元年(1487年)
創建の経緯厳島神社神主藤原教親とその息子の藤原宗親によって、周防龍文寺の僧侶、金岡用兼和尚を招いて創建。

アクセス

洞雲寺とは

廿日市市にある曹洞宗の寺。
JR廿日市駅から徒歩2、3分のところにあります。洞雲寺のすぐ近くにはTZカフェという喫茶店があり、雰囲気がよくて美味しいので人気。このTZってもしかして「洞雲寺」のこと? また、目の前には弾丸列車の遺構もある。

観光ポイント

洞雲寺の西側にはお墓があり、そこには厳島合戦(1555年)で敗北した陶晴賢(=陶隆房)の墓や、毛利の家臣で桜尾城主で永禄12年(1569年)に死亡した桂元澄の夫婦の墓、慶長2年(1597年)に死亡した毛利元就の四男の穂井田元清(=毛利元清)の墓があります。

金岡水

洞雲寺には厳島大明神の啓示によって得たという「金岡水」という霊泉があります。霊泉ってのは「霊験あらたかな泉」のことで、要は不思議な力のある水が湧くってこと。この金岡水は干ばつの時でも枯れないとか。

宮島にもある金岡水
ところで、洞雲寺の金岡水とは別に宮島にも「金岡水」があります。そちらもこちらも「金岡用兼」が掘り当てたというか、関わっているという点で同じです。おそらく、井戸掘りに金岡用兼が関わったんでしょうね。この二つの金岡水は地下で繋がっている!ってのです。

寺と公共事業

日本では公共事業をするときにお坊さんが陣頭指揮をとることがありました。
生活用水を確保するために、井戸を掘ることになり、多くの人がお金を少しづつ出し合います。そこで特定の誰か…一般人が関わると、利益誘導をするかもしれません。そこで執着心を捨てている!ってことになってるお坊さんが公共事業の中心になって事業を進めるんですね。当時はインフラ工事は地域の命運を分ける大事業でしたし、その命運をかける事業を「偉い坊さん」に託したってのも、呪術的ではあるんですが自然なことだったんだと思います。
古くは奈良時代の行基、平安時代の空海です。金岡水の場合、それが金岡用兼だった。

金岡用兼はこの地域のインフラ整備をするために呼ばれたのかもね。宮島で江戸時代に同様の働きをしたのが「誓真(セイシン)」というお坊さんです。

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