東回廊（東廻廊）…宮島の海上神殿の厳島神社の廻廊

名前東回廊（ヒガシカイロウ）
建設折り曲がり延長４５間、一重、切妻造り、桧皮葺

厳島神社の入り口（参拝料を払うところ）から、客神社→朝座屋→厳島神社祓殿までの廻廊が「東廻廊」です。千畳閣の天井に奉納絵馬が掲示してあるんですが、あれは明治中期までは、この回廊にありました。

回廊の床板を見ると、隙間が空いています。これは高潮の時に、隙間から海水が吹き出すようにするためです。隙間がない場合は、床板が海水に押し上げられて、浮き上がって外れてしまいます。隙間は意図的に開けているんです。

ちなみに床板をよく見ると二重になっています。実は下の板が本来の板で、上の板は「保護用」の板。私たちは保護用の板を踏んで歩いているんです。