摩尼殿

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摩尼殿

名前摩尼殿
祭神弥山三鬼大権現
弥山三鬼大権現は…
時眉鬼神(じびきしん=大日如来の化身)
追帳鬼神(ついちょうきしん=虚空菩薩の化身)
魔羅鬼神(まらきしん=不動明王の化身)

場所大聖院
創建

摩尼殿とは?

大聖院の敷地内にある弥山三鬼大権現の祈祷所。弥山三鬼大権現とは弥山にある「三鬼堂」で祀っている鬼のこと。本来は山まで登ってお願いをするものですが、ここで済ませるというもの。よく神社で山の中に「奥宮」とか「奥院」という神様が本来いる場所とは別に遥拝所として山の麓に神社があるのと同じ。参拝する人にとって便利になっているわけです。ありがたいことです。

三鬼堂の祈祷所

今は三鬼堂が弥山登山道の途中にありますが、あれが出来たのは明治の神仏分離が緩やかになってからで、江戸時代までの三鬼堂は現在の御山神社御山神社に行くと三つの宮があり、そこには現在、厳島神社と同じ宗像三女神が祀られていますが、本来は弥山三鬼大権現が祀られていました。

三鬼大権現

それで、弥山三鬼大権現って何よ?って話になりますよね。
この三鬼大権現は宮島の大聖院独特の信仰です。

そもそも日本には山岳信仰というのがありました。山というパワースポットで修行すると超能力が得られるというものです。そこに密教が入り込みます。密教というのは日本語でも中国でもなく御釈迦様のそのままの言葉(とされている)で、そのまま聞いた方が効果があるんだ!と考えるものです。ま、実質「呪文」みたいなものですね。本来は哲学的な意味があったのでしょうが、実質呪文です。山岳信仰は宗教としての論理がなかったものですから、ここに密教(=呪文と論理)というスパイスを取り込むことで、補強したのです。そうして生まれたのが「修験道」です。密教と山岳信仰はそもそも似ていましたから、合体するのは時間の問題だったと思います。

修験道と大聖院
修験道は仏教と山岳信仰が合体したものです。
ザックリいえば、それが「弥山三鬼大権現」が宮島で信仰する経緯です。
密教を日本に伝えたのが空海。空海が建てた宗派が真言宗。大聖院は真言宗です。

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