内侍橋(ナイシバシ)…厳島神社の巫女さんが通った橋

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内侍橋(ナイシバシ)

内侍橋と左内侍橋とある。
建築様式桁行1間、梁間1間、切妻造り、桧皮葺
長さ6m 幅4m
創建時期不明…12世紀にあったのではないかとも。仁安(平安末期)の修造の記録にはない。

内侍橋とは

厳島神社本社拝殿の東回廊西回廊に渡る橋。本殿の左右に二つあり、「右内侍橋」「左内侍橋」とある。屋根がかかっていて橋というか短い回廊というべきかも。
内侍橋と呼ばれるのは、ここを内侍が通ったから。内侍というのは厳島神社では「巫女」のこと。内侍というのは本来は天皇の世話をする女官のことなのですが。

内侍って?
ところで内侍というのは、分かりやすく現代の言葉でいうと「内勤」です。正規職員というべきかもしれません。厳島神社では室町時代・戦国時代までは、かなり内侍が権力を持っていました。それに一時期ではありますが厳島神社には「内侍だけが居た」時期もあります(男の神官は普段は地御前神社にいて、神事の時だけ宮島に渡っていた)。厳島神社を実質的に運営していたのは内侍というと極端ですが、かなり実権を持っていました。その上、厳島神社の内侍は「世襲」なんです。

内侍橋という名前は、内侍が通った橋…というよりは「内侍だけが通っていい橋」だったのではないかと思われます。

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