大鳥居の建て替えの歴史

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大鳥居の建て替えの歴史

1168年(仁安3年) 伝承によれば…平清盛による建立
1286年(弘安9年) 大鳥居が再建
1287年(弘安9年) 一遍上人が厳島神社に参詣。その様子が一遍聖絵に描かれている。絵には二本足の鳥居が描かれている。
1325年(正中2年) 台風により大鳥居が転倒
1372年(応安4年) 大鳥居が再建
1547年(天文16年) 大内義隆による建て替え+後奈良天皇の扁額
1561年(永禄4年) 毛利元就による建て替え
1739年(元文4年) 安芸5代藩主 浅野吉長が大鳥居を再建
1776年(安永5年) 落雷で大鳥居が倒壊
1801年(享和元年) 安芸8代藩主 浅野斎賢が大鳥居を再建
1875年(明治8年) 現在の大鳥居が再建+有栖川親王の扁額

最後の大鳥居で8代目です。赤い文字で書いたところは鳥居を建てた記事です。

8回の建て替え

上記のそれは分かっている部分で、宮島にずーっと鳥居があったわけではなく、簡易的な鳥居だったり、全くなかった時期もあります。また記録になくても鳥居はあった、という可能性はあります。

デザインの原型は戦国時代

現在の御笠浜にある大鳥居は1875年の再建ですが、デザインというべきか6本足でバカデカイ大鳥居になったのは、おそらく1547年の大内義隆の時です。大内の資料に6本足で作ったことが分かっています。この時の大鳥居を毛利→浅野と踏襲して、現在の鳥居が維持されています。

江戸時代の鳥居と現在の鳥居の違い

江戸時代の絵巻には6本足の大鳥居が描かれているんですが、現在と少しデザインが違います。6本足のうち、軸の2本が朱ではありません。木の皮が付いています。

白かった鳥居

明治の時に再建したのですが、この時、明治維新後で廃仏毀釈の機運があり、赤い鳥居は「仏教的」とされたために、鳥居は当初「赤くなかった」のです。ですが、朱でコーティングしていないと傷みが早いので、現在のように赤くなった(らしい)。

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