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林家住宅(上卿屋敷)
公開日曜9時から16時(平日は事前の予約が必要・電話番号0829‐44‐0353)
料金一人300円
主屋建築桁行13.6m、梁間13.7m、入母屋作り、妻入り、西面千鳥破風付け、座敷部桁行8.7m・梁間8.6m、切り妻造り段違い、西面主要部に接続、桟瓦及び鉄板葺き
表門建築1間薬医門、杮葺、両袖付け、桟瓦噴き
料金一人300円
主屋建築桁行13.6m、梁間13.7m、入母屋作り、妻入り、西面千鳥破風付け、座敷部桁行8.7m・梁間8.6m、切り妻造り段違い、西面主要部に接続、桟瓦及び鉄板葺き
表門建築1間薬医門、杮葺、両袖付け、桟瓦噴き
林家住宅(ハヤシケジュウタク・国指定重要文化財)は厳島神社の上層神官家の住宅。建造年はハッキリしませんが飾りの手法(こけら葺きなど)から江戸時代、門の祈祷札から初期(18世紀)の建造と思われます。入り口には鹿戸があります。古い宮島の雰囲気を残す建築物です。この林家住宅があるあたり(滝町)は、厳島神社に関わる神官や僧の屋敷町となっていて、この辺りには同様の家屋がありました。そういう神官の家(社家)が現在でも残っていることが珍しく、貴重な研究対象です。
上卿ってなに??
明治初期までは、朝廷から神社に幣帛(ヘイハク=神に捧げる物)を捧げる使者が送られていました。その使者のことを奉幣使(ホウヘイシ)と言います。しかし、江戸時代の朝廷には各神社にそんな使者を送る力はありませんでしたから、その土地の人に代わりに参拝をさせていました。その役職に当たっていたのが「林家」です。その代わりの人のことを「上卿職」と呼んでいました。だから、林家住宅は「上卿屋敷」とも呼ばれました。
明治初期までは、朝廷から神社に幣帛(ヘイハク=神に捧げる物)を捧げる使者が送られていました。その使者のことを奉幣使(ホウヘイシ)と言います。しかし、江戸時代の朝廷には各神社にそんな使者を送る力はありませんでしたから、その土地の人に代わりに参拝をさせていました。その役職に当たっていたのが「林家」です。その代わりの人のことを「上卿職」と呼んでいました。だから、林家住宅は「上卿屋敷」とも呼ばれました。
●入り口の石柱に「上卿屋敷」とあります。
雑記
表門薬医門。元禄16年(1702)の祈祷札がある。
主屋の特徴入母屋造(伝統的な格式ある作り)・桟瓦(江戸時代以降は一般的な瓦)・鉄板葺。玄関には千鳥破風・木連格子、式台がある。かぶら懸魚。
全体的には左右非対称。
主屋の特徴入母屋造(伝統的な格式ある作り)・桟瓦(江戸時代以降は一般的な瓦)・鉄板葺。玄関には千鳥破風・木連格子、式台がある。かぶら懸魚。
全体的には左右非対称。
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