宮島七福神(八角万福堂)

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八角万福堂(宮島七福神・瓦焼七福神)

名前八角万福堂・宮島七福神・瓦焼七福神
場所大聖院勅願堂の裏、というか上。
ご利益家内安全など
勅願堂の裏に池があり、その中心に島があり、島には八角のお堂(八角万福堂)がある。このお堂の中に大黒天、毘沙門天、恵比寿天、寿老人、福禄寿、弁財天、布袋尊の像が安置されている。これらは「宮島七福神」と呼ばれ、特に「家庭に福をもたらす」と言われています。
大聖院にいつからあるのか分からない。

七福神って?

七福神は室町時代あたりから始まった民間信仰です。七福神は「大黒天、毘沙門天、恵比寿天、寿老人、福禄寿、弁財天、布袋尊」の7人の神様なのですが、これが実に日本的なもので、仏教・道教・日本神話の混成チームなんです。アベンジャーズ的なね。
大黒天・毘沙門天は仏教の神の一種。恵比寿はヒルコと同一神とされる海の神。寿老人・福禄寿は道教。布袋さんは仏教の僧侶。ちなみに大黒天は大国主と習合しています。

七福神の個別紹介

大黒天
ヒンドゥー教のシヴァ神の化身であるマハーカーラ。本来は武闘の性質があるのですが、日本では福をもたらす性質が強調されて渡来して、さらに日本の大国主(オオクニヌシ)と「ダイコク」と漢字の音読みが同じというだけで習合してしまいます。大国主が穀物神・地母神的性質を持っているので、なおのこと「福をもたらす」という感じになる。
厳島神社には大国神社(ダイコクジンジャ)がある。

毘沙門天
四天王(持国天、増長天、広目天、多聞天)の多聞天。四天王の時は多聞天で、単体で祀る場合は毘沙門天。インドではインド神話の財宝神クベーラで、日本では市場に祀られて「福」の神となりますが、ほかに疫病を払う性質を持つようになり、江戸時代には賭け事の神にもなる。

恵比寿天
イザナギとイザナミが最初に産んだ神が「ヒルコ」です。ヒルコは不完全な神で海に流されて捨てられてしまいます。ヒルコはその後、浜辺にたどり着き、拾われて育てられ「恵比寿」となり、現在の西宮神社などで祀られます。
●恵比寿と同一神とされるものはヒルコ以外にもスクナヒコナ・事代主もあり、恵比寿=ヒルコとは限りません。実は恵比寿は日本神話以前から民間信仰であったのだと思われます。

寿老人、福禄寿

福禄寿は「福(子宝に恵まれること)」「禄(財産)」「寿(長生き)」を具現化した存在。寿老人はそのうちの「寿」だけで独り立ちした存在。

布袋
10世紀に存在した中国の僧侶。たいこ腹で袋を持ち歩いていた。その袋は「堪忍袋」と呼ばれる。

弁財天
ヒンズー教ではサラスバティー。インドでは川の女神。日本では市杵嶋姫命(=現在の厳島神社で祀られているとされる女神)と習合して同一神となっています。芸事の女神でもあるんですが、弁財天の像は8本の腕があり、その腕には武器を持っています。武器は邪心を払い、魔を払うためのもの。

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