ぷよまん

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ぷよまんとは

ぷよまんは、宮島の銘菓「もみじ饅頭」のぷよぷよ版。ぷよぷよとは言わずと知れた落ちものパズルゲーム。このぷよぷよというゲームを制作・販売していた会社がコンパイル。コンパイルが広島の会社で、お歳暮やお中元で関係各所に贈るものとして作ったのが、ぷよまんの始まり。その後、一般に販売をするようになり、結構売れました。
ところがコンパイル自体が倒産したことで販売は中止。ちなみに「ぷよぷよ」の版権はSEGAに移っています。
まとめ
●ぷよぷよというゲームがあります。
●このぷよぷよを作っていたのがコンパイルという広島にあった会社。コンパイルがお中元やお歳暮に取引会社に配るために「ぷよぷよ」のもみじ饅頭である「ぷよまん」を作った。
●コンパイルが倒産。
●ぷよぷよの販売権利はSEGAに移ったがが、ぷよまんの販売権利は別のところへ移った。非常に面倒なことになり、復活したら売れそうなのに、復活できない。
●コンパイルの元社長が「コンパイル○(マル)」という新会社を立ち上げました。でも広島じゃないんだなぁ。なんでだ?

ぷよぷよとぷよまん

ぷよまんの思い出
テトリスがとんでもなく流行した後にぷよぷよは出てきました。いわば二番煎じ的なポジションで登場したのですね。コンパイルの社長がぷよぷよのイベントの時に自嘲気味に「あの有名なゲームにそっくりですけど」みたいなことを言っていました。しかし、ぷよぷよは愛らしい登場キャラクターと意味不明ファンタジーな世界観と、テトリスに似ていてもまったく違うゲームシステムで人気になりました(似てるのは落ちてくるところだけじゃないか?)。
よく覚えているのは、コンパイルの社長が「ぷよぷよをオセロゲームのようなものにしていきたい。大会をやってオーソドックスなゲームにしたい」と言っていたことです。決して夢物語とも言えません。本当、流行っていたから。実際、ぷよぷよの対戦は熱かった。今でも熱いよ。「ばよえーん」とか覚えてますもん。ばよえーんって何だよ。

「ぷよまん」はそういうコンパイルが「ぷよぷよ」をブランド化して確立したいという戦略の中にあったのです。

コンパイルの倒産へ
ところがコンパイル自体が倒産。
正直、この一報を聞いた時、私は「なんで?」と思いました。
コンパイルには勢いがあった、ように見えたからです。
しかし、そこが問題の根本でした。
どうもコンパイルはブランド化を焦るあまり、広告を打ちまくっていたのです。その広告費が経営を圧迫。ぷよぷよ以外に売れるゲームが作れなかったのもマズかったですが、まぁ、次のゲームが出来ないことで余計に、ブランド化を焦ったのではないかと思います。あと、次のゲーム開発のために新卒採用を一生懸命やってたから人件費が圧迫したのかもしれないです。
勢い良く見えたのは、実は「広告を打ちまくっていた+新卒採用」がそう見えただけってことです。

実は黒字だったぷよまん
ぷよまんだけでなく、その他の物販(「カーバンクル饅頭」、「きまぐれカーくんのビーフカレー」、「カーバンクルお好みソース」、すけとうだらを模した明太子の「すけとうたらこ」、スケルトンTを模した「スケルトン紅茶(ティー)」、ぷよぷよを模したゼリーの「ぷよゼリー」、煎餅の「ぷよせん」、ケーキの「ぷよバターケーキ」)は、コンパイルが倒産しても、会社が解散するまでは販売をしていました。
●会社が不渡りを出すのが倒産。倒産してから、整理して会社が消滅するまでは時間がある。

どうもこれらの販売部門は黒字だったようです。
まぁ、そうは言ってもコンパイルが破綻した以上は、ぷよぷよブランド自体が破綻することを意味していて、ブランドが破綻するということは、物販が尻すぼみになるのは、当然の理屈。物販が多少利益が出ていたとしても、先の見えている業務な訳で、販売をやめるのは当たり前ですわな。

ぷよまんのその後
ぷよぷよ自体はSEGAへ版権が移ったのですが、「ぷよまん」はSEGAではない会社(まずアイキ、アイキからD4エンタープライズ)に移りました。つまり「ぷよぷよ」と「ぷよまん」で管理している会社が違うのです。変な話ですよね。一度コミケで復活するという話があったのですが、結局実現しませんでした(告知はしたが実現せず)。

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