氷河期と宮島(厳島)

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氷河期と宮島(厳島)

およそ7万年前から1万年前まで地球は最後の氷河期にありました。寒い時期では南極に氷が出来て、海水面が下がってしまいます。このころの瀬戸内海はありませんでした。瀬戸内海はまだ「陸」でした。
現在で言うところの太田川がありましたが、瀬戸内海がありませんでしたから、四国の足摺岬まで流れていって太平洋へと注いでいました。

氷河期が終わると、海水が流れ込んできて、徐々に瀬戸内海が形成されていきました。宮島はそういう経緯で本土から切り離されて、生まれた島です。
●対岸から切り離されたのは6000年前とされています。

宮島の植生が特別な理由

氷河期は寒い、ってのもありますが、海水面が低いってことは、現在の弥山は結構は標高の「高山」でした。氷河期+高山ですから、すんごく寒い。その上、瀬戸内海ができたものですから、宮島が陸地だった頃に生えていた植物などが取り残されてしまいました。

だから宮島ってのは「広島県内」ではちょっと無い植物が生えている「植生の特殊」な島でもあるんです。

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