行者堂(ギョウジャドウ)…角仏堂と呼ばれた役小角の宮島のお堂

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行者堂(ギョウジャドウ)

名前行者堂(ギョウジャドウ)…別名、角仏堂(カクブツドウ)
祭礼旧暦4月7日

修験道の開祖の役小角(エンノオズヌ)を祀っているお堂。江戸時代の本の芸州厳島図会には行者堂ではなく「角仏堂」とあり、役小角を祀っていると書いてあります。観光スポットではないですね。わざわざ見に行くものではないです。

アクセス


フェリー乗り場から近くにありますが、分かりづらいところにあります。

役小角

役小角は大和国葛城上郡の人物。舒明天皇6年(634年)に生まれる。32歳で孔雀明王の呪法を会得しました。
文武天皇3年(699年)には「人心を惑わす」として伊豆に島流し。2年後に赦されて、その年の大宝元年(701年)に死亡。修験道の開祖というべき人物です。

修験道ってなに?

修験道って分かりやすくいうと、山で修行して「超能力」を身につける人のことです。役小角が最初に会得したのが「孔雀明王の呪法」なんですが、これを一言いうと「マムシ避け」なんです。どうして孔雀明王なのかというと孔雀がヘビを食べるとしているからです。

修験道は仏教的な要素を取り入れつつも、私たちが考えるような宗教・仏教・哲学というよりは、(一緒にしていいか怪しいですが)忍者とか、少林寺拳法とか、修行によって超人的な能力を得るのが主になったものです。
ところで、弥山(ミセン=宮島の山)の上には「求聞持堂(クモンジドウ)」があります。求聞持とは一度見たものを忘れなくなる記憶術を身につける修行です。お経を覚えるために修行したようです。求聞持は空海が最初に身につけたもので、密教系に入りますが、似たようなものです。

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