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荒胡子神社
厳島神社境外末社
祭神 素戔嗚尊(スサノオノミコト)・事代主神(コトシロヌシ)
本殿 一間社流造理、桧皮葺き
荒胡子神社は厳島神社の東にある神社。創建は1441年とされる。天正19年(1591年)に毛利輝元によって再建された。江戸時代には荒胡子神社の近くには大願寺の子院の金剛院があって、荒胡子神社はその金剛院の境内の荒胡子堂だったよう。明治維新後は寺と神社は別々になっていますが、江戸時代までは寺と神社は同じ敷地内にあるのが普通でした。仏教の寺院を守護するための神様が設定されていて、それが荒胡子堂でした。
祭神 素戔嗚尊(スサノオノミコト)・事代主神(コトシロヌシ)
本殿 一間社流造理、桧皮葺き
荒胡子神社は厳島神社の東にある神社。創建は1441年とされる。天正19年(1591年)に毛利輝元によって再建された。江戸時代には荒胡子神社の近くには大願寺の子院の金剛院があって、荒胡子神社はその金剛院の境内の荒胡子堂だったよう。明治維新後は寺と神社は別々になっていますが、江戸時代までは寺と神社は同じ敷地内にあるのが普通でした。仏教の寺院を守護するための神様が設定されていて、それが荒胡子堂でした。
地味な見た目と特殊な建築様式
荒胡子神社は厳島神社のように全体が鮮やかな朱塗りではありません。本殿(神様が祀られているところ)は基本的には漆に朱を混ぜて塗った本朱漆塗りとなっています。
蟇股(カエルマタ=蛙股)
屋根の下の破風の「八」の字の合わさった部分…には鮮やかな朱が施されていて、その中には火焔宝珠を唐草で包んだ蟇股(カエルマタ)があります。蟇股ってのは屋根の下に設置して重みを支えるものなんですが、日本独自の建築様式とされています。厳島神社や多宝塔にも見られます
で、ここの荒胡子神社の蟇股は少し左右対称をズラしているんですね。このズレは荒胡子神社だけの特徴です。
蟇股(カエルマタ=蛙股)
屋根の下の破風の「八」の字の合わさった部分…には鮮やかな朱が施されていて、その中には火焔宝珠を唐草で包んだ蟇股(カエルマタ)があります。蟇股ってのは屋根の下に設置して重みを支えるものなんですが、日本独自の建築様式とされています。厳島神社や多宝塔にも見られます
で、ここの荒胡子神社の蟇股は少し左右対称をズラしているんですね。このズレは荒胡子神社だけの特徴です。
千木と鰹木
屋根には千木(チギ)と鰹木(勝男木=カツオギ)が乗っているんです。この千木と鰹木は本来は神社の一般的な様式です。じゃあ、荒胡子神社にあっても別に不思議じゃないじゃないかってお話なんですが、厳島神社にはないんです。
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