厳島神社は陸を削って海上神殿にした

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厳島神社は陸を削って海上神殿にした

まとめ
●宮島の厳島神社が立っている海部分は人工的に掘削して「海」にした。
●神社の背後の川も神社造営に際して、治水して川の流れを変えている。
●これによって神社の敷地内に土砂が流れ込まない。
●台風や暴風雨の時でも、神社の池基地内に土石流が流れ込みにくい。

宮島は神の島ではない

長いこと厳島神社が建つ海は「自然のもの」だと考えていました。というのも「宮島は神の島」と言われていて、農業はしない(島に鍬を入れるのは不敬)、島で出産もしない(島が血で穢れるから)、という風習が宮島にあったからです。そんなに島を神格化していたならば、12世紀なら尚更だろう。島を削って海にするなんてことはしない、そう考えていましたが、どうやら「宮島は神の島」というのが、誤解なんじゃないか?ということになりました。

人工的に作った海

それで調べてみると、厳島神社の海は「削って、人工的に作った」ということが分かってきました。厳島神社の裏手には川が二本流れています。どう考えてもこの二つの川は社殿の中を通って、鳥居のところまで伸びていたはずなんですね。つまり社殿から鳥居まではなだらかに「砂」が堆積していた。それを削って海にして海上神殿にしたのです。

堆積を防ぐために治水を
しかし、これだけじゃ済みません。川をそのままにしておくと、川の土砂が堆積して、人工の砂浜が何百年かすれば徐々に埋まってきてしまいます。これじゃ意味がない。そこでどうしたかというと、「川の流れを変えている」んですね。川の流れを変えて、厳島神社のところには水が流れてこないようにした。地図を見てもらえば分かると思いますが、厳島神社に向けて流れてきた川が神社を見事に迂回しています。そうして土砂が流れてこないようにして、堆積を防いだのです。

これには、台風や暴風雨の時に土砂が流れ込んで社殿を壊さないようにする目的もありますが、「堆積」そのものを避けたということです。堆積を避けたということは、厳島神社は「ずっと存在する」ことを前提としているんです。

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