涅槃像と十六羅漢

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涅槃像と十六羅漢

名前涅槃像と十六羅漢(ネハンゾウトジュウロクラカン)
場所大聖院勅願堂の横
涅槃像は釈迦が入滅(=死ぬこと)するシーンを再現したもの。釈迦は片肘ついて西の夕日を見ながら死んでいるので、頭は必然、北になる。これが人が死ぬときに北枕にする理由。十六羅漢は釈迦の有力な弟子。

涅槃像

釈迦は35歳で悟りを開いて以降、その教義を伝え続けてきました。しかし80歳についに死んでしまいます。涅槃像はその時の様子です。仏教では悟りを開き、解脱することが「最終目的」です。解脱ってのは輪廻転生(=生まれ変わり)の繰り返しから、抜け出すこと。つまり、解脱した仏(如来)はもう「生まれ変わらない」ってことです。釈迦は2度とこの現世に生まれることはありません。解脱して仏になるからです(現世に釈迦が生まれ変わったら、釈迦は解脱していないことになる)。だから弟子たち(十六羅漢)は2度と釈迦に会えない。永遠の別れです。
また、入滅というのは釈迦が死ぬ瞬間ではあるんですが、同時に「最終目的の解脱」を果たす瞬間でもあります。涅槃像は複雑な感情の渦巻く「すごく良いシーン」なんです。
●キリスト教でもイエスキリストが磔刑にされている様子が特別視されます。あれは磔刑で死んだイエスが復活することが「イエスは神である証拠」だからです。
●「ナニナニは釈迦の生まれ変わり」という主張をする宗教もありますが、それはあり得ないというか、筋が全然通らないです。

「仏像」というものが作られだしたのは釈迦が死んでから何百年か経ち、ヘレニズム文化がインドに入ってギリシャ神像の影響を受けてから、です。涅槃像を見て、入滅時を想像するのは後々の話です。
では、仏像が作られるまではどうしていたのかというと「仏足跡(仏足石)」です。仏足跡を信仰の対象としていました。仏足跡大聖院にはいくつかあるので、見てみてください。

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