メガネのお地蔵さんたち

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サングラスのお地蔵さん

宮島ロープウェーで獅子岩駅から弥山山頂に向かい、その途中の霊火堂弥山本堂がある広場に到着すると「サングラスのお地蔵さん」が出迎えてくれます。
梅宮辰夫みたいだ。
他にも色眼鏡地蔵・普通のメガネ地蔵と色々あります。

これなんだろう。

大聖院とゆるゆる地蔵

宮島には大聖院ってお寺があり、この大聖院が「霊火堂弥山本堂」の管理をしています。弥山はほぼ大聖院のテリトリーです。大聖院に行ってみたら分かるのですが、地蔵・仏像が山ほどあります。しかもアンパンマン地蔵やウルトラマン地蔵まであります。非常になんというか山盛りというか、緩いと言うか。霊火堂弥山本堂の「変な地蔵」もそういう「ゆるさ」の賜物なんでしょうね。
●大聖院は厳島神社を管理していた寺で非常に歴史があります。
●大聖院ってすごいビジネス臭がするんですよ。是非、行ってみてください。

私は大聖院のその「ゆるさ」をちょっとバカにしていたんですよね。
でも、最近はちょっと見方が変わっちゃいました。

神仏分離

明治維新後に神仏分離が図られて、神社と寺は引き剥がされました。日本に仏教が奈良時代に渡来して以来、仏教と神道はお互いを補い合い、徐々に融合していきました。実は神仏は「習合」している時期の方がずっと長いのです。奈良時代から江戸時代の1000年もの間、習合しっぱなしでした。

明治に引き剥がされたことの方が日本の歴史の中では「異常」なのです。

生きていくための努力
それで神仏分離されて、寺と神社は独り立ちしないといけなくなりました。しかし、2者は二つで一つだったわけです。だから、切り離されるとリアルな話、「飯が食えない」のです。でもどうにかしないといけない。

その努力の結果が「サングラスのお地蔵」「緩い地蔵たち」なんじゃないかと思うんですよね。社会に合わせようとする寺って無いでしょ? 私は「これからの寺」のあるべき形が大聖院にはあるんじゃ無いのか?とまで最近は思ってます。

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