大鳥居のところまでが陸地だった

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大鳥居のところまでが陸地だった

かつて厳島神社がある場所は海ではなく、陸地だったのです。陸地を削って海にして、そこに海上神殿を建てているわけです。それで、12世紀までの地形はどうなっていたのか?と考えてみると大鳥居のところが「海と陸との境目」で、大鳥居までが陸地だったようです。

鳥居が海岸の際に建っていること

海岸の際に鳥居が立っていることは全然、珍しくありません。
船で参拝することを想定した神社って海岸沿いに結構あって、蒲刈島に恵美須神社(戎神社)というのがあって、この鳥居が海岸ギリギリに立っています。多分、珍しいものではなかったのだと思います。ただ、普通は川の侵食で海岸線が海にせり出して行って、古い神社は鳥居の位置が内陸になっちゃうわけです。私は大阪の住吉大社もそうだったんじゃないかと思います。

そう考えると、大鳥居の位置に船をつけて、そこから参拝に上がるというのが、古い厳島神社の姿だったのでしょう(つまり12世紀以前)。鳥居のそばに船をつける以外は現在の全国にある神社とほぼ同じ。普通の神社です。

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