菊花祭

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TOP >> 菊花祭おすすめ度☆☆☆★★ 厳島神社
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菊花祭とは?

名前菊花祭(キッカサイ)
日時毎年10月15日
時間17時から
場所厳島神社高舞台
厳島神社内に入るためには拝観料として300円が必要。元々は厳島神社で行われていた仏教儀式である秋の大法会の名残。分かりやすく言うと秋の彼岸。春の大法会は桃花祭となって現在も残っている。戦国時代までは大法会(=現在の桃花祭・菊花祭)がメインイベントだったが、江戸時代になると管絃祭の方が集客力が上回って、大法会は縮小し、明治維新の神仏分離で菊花・桃花祭になった(んだと思う)。

春の4月には桃花祭があり、ほぼ同じ舞楽をする。菊花祭では菊の花を神に供える。300円の拝観料だけで見られるというのは実はすごいこと。17時からなのでライトアップされる。

15日の舞楽

15日の夕方に行われる舞楽。舞楽は中国・朝鮮から渡来した芸で、神に奉納される。
振鉾(エンブ)…舞楽を演じる前に行われる。文字通り鉾を振るものですが、舞楽というよりは儀式に近いもの。
萬歳楽(マンザイガク)…隋の煬帝(在位604~618年)・唐の武太后・漢の武帝(在位紀元前141~紀元前87年)などが作らせたという説がある舞楽。賢君の時代には鳳凰が飛んで来て「賢王万歳」とさえずるといわれていて、その様子を舞っているもの。
延喜楽(エンギガク)…延喜(901年から923年)に式部卿敦実親王が舞を作り、藤原忠房が曲を作った。つまり日本製の舞楽。
賀殿…厳島神社の神に菊の花を供える…遣唐使藤原貞敏が琵琶譜を唐から伝え,楽人の林真倉(はやしのまくら)が舞を作ったという説や,和邇部太田麿(わにべのおおたまろ)の作という説もある舞楽。
一曲(イッキョク)…左の舞人は鶏婁鼓(ケイロウコ)と振り鼓、右の舞人は二鼓を鳴らす曲。
曽利古(ソリコ)…応神天皇(4世紀)の時代、酒造職人の百済の帰化人須須許理(ススコリ)がこの舞いを伝えたと言われています。よく分からない特殊な舞楽。
散手(サンジュ)…腰に剣をさして舞う。釈迦が生まれた時に作られた雅楽とも、神功皇后(4世紀の仲哀天皇の妻)が朝鮮征伐をした時に作られた曲とも言われています。
貴徳(キトク)…刀を腰にさし、鉾を持って舞う。漢代の肅慎国(中国北東部の民族)の帰徳の故事によった舞とも。「帰徳」と書かれることもある。
陵王(リョウオウ)蘭陵王とも。中国の北斉の国王蘭陵王長恭が戦争で勝利する様子を表した舞楽。妙な猿のお面を被っていて、宮島口フェリー乗り場にこの陵王の像が立っているので見覚えがあるのではないかと。ちなみに、凄いイケメンで面を外すと、兵士が見とれて戦争にならないので被っているそうです。
納曽利(ナソリ)蘭陵王との答舞…つまり上の陵王の舞楽とセット。雌雄の龍が昇天する姿を模しているといわれ、別名、双龍舞といいます。
長慶子(チョウゲイシ)…曲だけで舞はない。舞楽の最後に演奏される。源博雅が作ったとされる(つまり国産の舞楽)。

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