棚守房顕覚書159 奥書

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棚守房顕覚書159 奥書

当島の往古よりの儀を覚え次第、後を先へ書き置くなり。向後の事は彌々書記し置くべし。定めてしどろなるべし。後見の御方々の御分別に預かる可きものなり。
天正八年後三月上旬
棚守左近将監 房顕朝臣八十六歳 花押

現代語訳

宮島の昔からの儀を覚えている限り、後のことも先に書く…順番もむちゃくちゃですが、書き残しました。これ以後のことは全て書記しておく可きですが、きっとハッキリとしないでしょう。後見の方々の分別に頼むものです。

天正八年(1580年)3月上旬
棚守左近将監 房顕朝臣八十六歳

解説

ちなみに棚守房顕が実際に死亡するのは1590年で享年96才。かなり長寿です。この覚書も86歳で書いているんですが、86歳にしてはかなり「聡明」だと思いますね。頭がいい人だったんでしょうね。よく棚守房顕覚書は「誤字脱字・記憶違い」が多いとするのですが、86歳が一人でツラツラと書いたんだと思うとかなり凄い。
これにて棚守房顕覚書は終了。
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