真光寺(シンコウジ)…穢れを嫌う宮島の霊地法度によって禁じられた浄土真宗の寺

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TOP >> 真光寺(シンコウジ)…穢れを嫌う宮…宮島 仏教 おすすめ度☆☆★★★ 明治・大正
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真光寺(シンコウジ)

宗派浄土真宗本願寺派
名前真光寺(シンコウジ)
創建大正
宮島では浄土真宗が禁じられていたため、宮島の寺としては新しい寺です。

アクセス

縁起・沿革

宮島には「霊地法度」があり、浄土真宗が禁止されていました。
ちなみに宮島以外の広島はほぼ浄土真宗です。

それで、江戸時代まで宮島の中には浄土真宗の寺がありませんでした。しかし明治に入ると、宮島に広島の安芸門徒(=広島の浄土真宗の信者のこと)が移住してくるようになります。すると宮島に浄土真宗のお寺がないのは不便です。そこで大正に宮島に浄土真宗の「厳島教会(説教所)」が発足し、そこで聞法道場(=仏法を語る道場のこと)ができます。それが現在の真光寺です。

浄土真宗が禁止された理由

江戸時代、宮島では浄土真宗が禁止されていました。
理由はハッキリとはしませんが、要は浄土真宗が日本の仏教の中で「特殊」な宗派だったことが関係していると思われます。浄土真宗は坊主であっても肉を食べるし、妻も娶ります。ぶっちゃけると浄土真宗は「穢れた」仏教なわけです。浄土真宗は肉食を許したことで、猟師など、穢れを嫌う日本人の感覚からすれば蔑まれる立場の人たちも救ったという側面がありましたが、血の穢れを嫌って鹿を殺さなかったくらいの「穢れを嫌う宮島」からすれば、浄土真宗は許すことが出来なかったのでしょう。

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