宮島の鹿

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鹿

宮島には鹿が住んでいます。
どうやら古くから鹿は住んでいたようです。鹿は海を泳いで渡ることがあるので、自力で渡って来たのでしょう。

敗戦後、宮島はGHQに接収されて、その時に住んでいた鹿は占領軍の娯楽でハンティングされてかなり減ってしまいました。GHQが撤収した後は、奈良公園から6頭が持ち込まれたものと、生き残りの鹿の子孫が、現在の宮島の鹿…と、言われています。
●奈良から鹿を連れてきたことはない、という話もあります。
●DNAの検査の結果、奈良の鹿と宮島の鹿は全くの別物だと分かっています。
●奈良から連れてきたのが6頭だけなら、これは「ほとんど連れてきたとは言えない」レベルの数です。

宮島に鹿がいる理由

なぜ鹿が住んでいるのか
宮島へ鹿を「観光目的」で連れてきたと思っている人がいますが、鹿はそもそも古来から宮島に住んでいました。宮島に鹿が住んでいるのはどうも「海を泳いで渡った」からのようです。
●鹿は地域の人口密度ならぬ鹿密度が上がると、他の地域に移動する。
●その際に海も渡る。

もしかすると氷河期から縄文時代になり気温が上昇して、海水面が上がった時に、宮島に取り残された個体もいたかもしれませんけど。

どうして鹿がウロウロ歩いてるのか?

宮島は小さな島です。江戸時代には人も住んでいましたし、観光客もたくさんいました。その時も宮島の鹿は、戦後に爆発的に増えなくても、自然ではありえないほどの異常な数が住んでいたのです。普通なら「食べられちゃう」と思いませんか?
それはどうしてでしょうか。

穢れと日本人
日本人は穢れを嫌います。特に神社は穢れを嫌います。神社に行くとまず、手を洗いますよね。あれは世俗の穢れを落とすためなんですが、実はあれも「簡略化」してアレなんです。本来は、白い装束を着て、川や池にドボンと使って、全身の穢れを落とさないといけないのが正式。そうして清めないと神社に参拝できなかったのです。そのくらいに神社ってのは「清らか」でないといけないものです。

宮島はそもそも島全体が「神聖」なものです。島内での出産はNG。出産するときは本土に渡ってから。また生理の時は、島内の施設に篭って外出もしてはいけませんでした。なぜかというと「血」で島が穢れるからです。そのくらい宮島は穢れに敏感なものです。

となると、鹿が住んでても殺しちゃいけません。殺せば血が流れる。島が汚れる。殺すなんてとんでもない。それで宮島は戦前から、「鹿天国」だったんでしょう。天敵もいないし、人も襲わない。宮島では農業をしませんから、本来なら畑を荒らす害獣の鹿でも、そこいら辺を歩いていても構わないって理由もあるます。宮島は江戸時代から観光地だったから観光客が餌をやったでしょうよ。それで宮島の鹿は増えた。その結果、敗戦後、GHQの人たちのハンティングの場になった。
●日本人はGHQが鹿をハンティングして島を血で染めた時に苦々しく思ったでしょうね。日本の文化を踏みにじられたのです。敗戦国の悲哀ですよ。


GHQが撤収してから島に奈良公園から鹿を連れてきたのは、そういう苦々しい思いがあって、なんとか失ったものを取り戻そうとしたって動機もあったんじゃないかと思います。
●何度も書きますが連れてきていないという話もあります。

春日大社の神鹿

神鹿(シンロク)
神鹿という言葉があります。この神鹿というのは春日大社の神である「建御雷之男神(タケミカヅチノオノカミ)」のなんというか、「使い魔」みたいなものです。神様の使いだし、場合によっては神が鹿の中に潜んでいたりします。とにかく鹿ってのは有難いものなんですね。だから春日大社のある奈良では鹿がウロウロしてても殺されないんです。ヒンズー教で言うところの牛ですね。
ちなみに日本では神様と動物がセットになっていることがままあります。稲荷大社の「キツネ」。比叡山の「猿」と言った具合です。

厳島神社の女神は鹿が使い魔?

では厳島神社の神様である宗像三女神は鹿を使い魔にしているのかというと、そんなことはありません。宗像三女神とセットになっている動物はいません。だから、宮島の鹿ってのは、そういう宗教上の設定が原因で、生活しているわけじゃないんですね。ただし、宮島が神聖な島だから鹿を殺すことが出来ない、そういう歴史があってのこと、という意味では、やっぱり鹿が生息しているのは宗教上の理由で、文化と歴史の結果なんですよ。
●宮島の猿も同様の理由です。
●猿は猿回しか何かで宮島に渡ってきて増えたようです。
●宮島は江戸時代に吉原ができるなどして、観光地化しています。猿回しは祭りやイベントの時にやってきたのでしょう。
●猿も当然ながら、宮島に住む限り、どんな悪さをしても、島が穢れるので殺すわけにはいきません。

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