神馬舎

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神馬舎(シンメシャ)

厳島神社の入り口の近くにある白い木製の馬が設置してある小屋。
まとめ
●かつて神社に馬を奉納していた。神馬舎はその名残。
●昔は生きた馬が繋がれていたが、いつの間にか木製の馬に。
厳島神社に奉納された馬は白くなるという伝承がある。
●日本書紀では白い動物が吉兆のしるしとして度々登場する。
●馬を奉納するのは大変なので、絵馬を奉納するようになった。

神社に馬を奉納する

日本では神社に馬を奉納していました。
厳島神社でも馬を奉納していました。
その馬が繋がれていたのが神馬舎です。
現在は木馬の白い馬が設置していますが、以前は生きた馬が置いてありました。いつから木製になったのかは分かりません。
馬と絵馬
有名なのが京都の貴船神社です。貴船神社では白い馬を奉納すると晴れ、黒い馬を奉納すると雨が降るとされ、必要な馬を奉納していたのですが、馬は貴重品で、早々用意できるものではありません。そこで馬を止めて代わりに「絵馬」を奉納するようになりました。

雑記

厳島の七不思議の一つ
厳島神社に奉納された馬は、芦毛や黒毛でも数年後には真っ白になる!と言われています。ほんまかいな。ちなみにこの「厳島神社の馬は白くなる」という記述は土佐日記(紀貫之・承平5年(935年)成立)にも記述が見られますので、この設定はかなり古いもののようです。
白い馬
日本書紀には「白い動物」がちょくちょく登場します。白い動物は吉兆のしるしです。また管弦祭で厳島神社の市杵島姫が地御前に行く時に「白い馬に乗る」という伝承もあって、この厳島神社の白い馬は「晴れ」祈願のための馬というよりは、厳島神社の霊威の表れと取った方が自然に思います。

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